Chapter01帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、
体の半身に生じる
痛みを伴う発疹
- ■体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と
水ぶくれが多数集まって帯状に生じる。 - ■症状の多くは上半身に現れ、顔面、目の周りに
現れることもある3)。
3)石川 博康 他: 日皮会誌. 113(8), 1229-1239, 2003
皮膚症状の数日前
から1週間前に
皮膚の痛み・違和感・
かゆみが
- ■帯状疱疹の初期の症状は、皮膚の痛みや違和感、かゆみなど。
- ■皮膚症状に先行して痛みが生じ、皮膚症状が現れると、
ピリピリと刺すような痛みとなる。 - ■多くの場合は皮膚症状が治ると痛みも消えるが、
場合によっては神経の損傷により痛みが続くことも。
80歳までに
約3人に1人が
帯状疱疹を発症4)
- ■加齢などによる免疫機能の低下が発症の原因。
- ■50歳代から発症率が高まる。
- ■疲労やストレスなども発症のきっかけのひとつ。
4)Shiraki K. et al.: Open Forum Infect Dis.
4(1), ofx007, 2017
気になる症状が出たら早期受診を
Chapter02帯状疱疹発症
メカニズム
日本人成人の
90%以上は
帯状疱疹の原因となる
ウイルスが体内に潜伏5)
- ■多くの人が子どもの時に感染する水ぼうそうのウイルスが原因。
- ■水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内(神経節)に潜伏し、
免疫機能が低下するとウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症。
5)国立感染症研究所: 病原微生物検出情報(IASR).
「年齢/年齢群別の水痘抗体保有状況, 2017年」
[2023年10月10日確認]
Chapter03合併症、
帯状疱疹後神経痛(PHN)
50歳以上で帯状疱疹を
発症した人のうち
約2割は3か月以上
痛みが続くという
報告も6)
- ■神経が損傷されることで、皮膚の症状が治った後も痛みが残る
帯状疱疹後神経痛(PHN)が3か月以上痛みが続くことも6)。 - ■「焼けるような」「締め付けるような」持続性の痛みや
「ズキンズキンとする」痛みが特徴7)。 - ■年齢(高齢者に多い)、強い痛み、皮膚症状が重症であることが
PHNになりやすい因子。
6)Takao Y. et al.: J Epidemiol. 25(10), 617-625, 2015
7)稲田 英一 責任編集: 帯状疱疹Up-to-Date. p46-49, 診断と
治療社. 2012
Chapter04帯状疱疹の予防
疲労やストレスを
溜めないように
規則正しい生活が
予防のカギ
- ■食事:暴飲暴食はNG。さまざまな栄養素をバランスよく摂ること。
- ■運動:散歩・ウォーキングなど体温が少し上がる程度のものがおすすめ。
- ■睡眠:規則正しい生活や適度な運動により質のよい睡眠をとる。
50歳以上の方は、予防接種という選択も
Chapter05帯状疱疹について
詳しく知る
Movie
走り続ける篇
メッセージ篇