帯状疱疹とは?
帯状疱疹は水ぼうそうと
同じウイルスが原因で、
80歳までに3人に1人1)が
経験するといわれています。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。合併症の中で最も頻度の高い後遺症である帯状疱疹後神経痛(PHN)を発症すると痛みが3ヶ月以上つづく場合があります。
令和6(2024)年6月20日改訂
症状について詳しく知りたい
帯状疱疹の症状とは
帯状疱疹の初期症状は、皮膚の痛みや違和感・かゆみです。続けて皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります1)。多くは上半身にみられ、上肢~胸背部が約30%、腹背部が約20%です。顔面、特に目の周りに現れることもあります2)。
1)国立感染症研究所:帯状疱疹ワクチンファクトシート 第2版令和6(2024)年6月20日改訂
2)石川 博康 他: 日皮会誌. 113(8), 1229-1239, 2003
皮膚症状が
治った後も
痛みが残る
帯状疱疹後神経痛
3カ月以上痛みが続く場合は帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれます。帯状疱疹後神経痛の症状や程度は人によって異なりますが、皮膚の症状が治っても痛みが残ることがあり、睡眠や日常生活に支障をきたす場合もあります。50歳以上で帯状疱疹を発症した人の約2割がPHNになるといわれており、80歳以上の高齢の方では約3割とより高くなります3)。
3)Takao Y. et al.: Jepidemiol.25(10),617-625, 2015
原因/発症しやすいとき
加齢や疲労、ストレス加齢/疲労/ストレスで
免疫機能が下がると、
ウイルスが活性化して
帯状疱疹を発症することも。
特に50歳代から発症率が
増加しています1)。
日本人成人の90%以上は、水ぼうそうと同じウイルスが体内に潜伏していて帯状疱疹を発症する可能性があります1)。
令和6(2024)年6月20日改訂
原因について詳しく知りたい
帯状疱疹発症の原因は
水ぼうそうウイルス
多くの人が子どもの頃にかかった水ぼうそう。実は、この水ぼうそうのウイルスが帯状疱疹の原因です。水ぼうそうが治った後も、このウイルスは長い間体内に潜伏しています。普段は体に備わる免疫機能によってウイルスの活動がおさえられていますが、加齢や疲労、病気などで免疫機能が低下するとウイルスが再び目覚め、皮膚に痛みの伴う発疹が現れることがあります。これが、帯状疱疹と呼ばれる病気なのです。
50歳代から発症率が増加
帯状疱疹の発症をおさえる免疫機能は、過労やストレスのほか、加齢によっても低下します。 帯状疱疹の発症率は50歳代から高くなります。
2009~2015年に帯状疱疹を発症し、宮崎県皮膚科医会に属する医療機関(皮膚科診療所36施設、総合の皮膚科7施設)を受診した患者34,877例の性別および年齢を調合した。 Shiraki K. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), ofx007, 2017より一部改変
基礎疾患がある方は
帯状疱疹の
発症リスクが
高くなるという報告も。
高血圧や糖尿病などの基礎疾患ですが、これらの病気がある方はない方に比べて、帯状疱疹の発症リスクが高くなるというデータもあります。
脳腫瘍、肺がん、乳がん、食道がん、胃がん、大腸がん、婦人科がん、悪性リンパ腫、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、シェーグレン症候群、糖尿病、高血圧、腎不全、椎間板ヘルニア、白内障、うつ病 【本調査の対象・方法】調査の対象と方法:2001~2007年に日本の単一施設での電子カルテの記録から、帯状疱疹の発症に関連があると報告された17疾患の患者(帯状疱疹発症769例および帯状疱疹非発症54,723例)を対象に、それぞれの疾患がある場合の帯状疱疹の発症のリスクを過去にさかのぼって調査し、分析した。【本研究の限界】①疾患のある方と疾患のない方を比較しているわけではない。②帯状疱疹発症後、患者が必ずしも同じ病院を受診していなかったため、観察期間には制限がある。
予防/治療
帯状疱疹を発症、
または疑いがある場合は
速やかに受診しましょう。
食事・運動・睡眠など
日頃の健康管理が大切です。
50歳以上の方には予防接種
という選択肢もあります。
帯状疱疹は症状がでてからなるべく早く治療を始めることが重要です。また、日頃から健康管理をし、予防も心がけてみてください。
予防/治療について詳しく知りたい
50歳以上はワクチンも
予防の選択肢に
帯状疱疹を予防するためには、日頃から栄養バランスのとれた食事、適度な運動、良質な睡眠など、規則正しい生活を送り、免疫機能の維持を心がけることが大切です。
50歳以上であれば、帯状疱疹の予防接種を受けることもでき、自治体によっては一部費用補助もあります。
令和8年4月2日から令和9年4月1日までの間に、65歳を迎える方は、公費(全額または一部負担)で定期接種を受けることができます。
治療について
帯状疱疹を発症したときは、抗ウイルス薬と痛み止めで治療を行います。
50歳以上の方は接種の費用補助を
受けられる可能性があります。
制度内容は、
自治体や年齢によって異なります。
お住まいの自治体と生年月日を入力し、検索してください。
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