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50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防接種ができます 日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜んでいて1)、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています2)。1)国立感染症研究所: 病原微生物検出情報(IASR).「水痘抗体保有状況」[2021年3月30日確認] 2)Shiraki K. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), ofx007, 201750歳を過ぎたら帯状疱疹の予防接種ができます 日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜んでいて1)、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています2)。1)国立感染症研究所: 病原微生物検出情報(IASR).「水痘抗体保有状況」[2021年3月30日確認] 2)Shiraki K. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), ofx007, 2017
加齢に伴って免疫力は低下し、帯状疱疹を発症する可能性があります。50歳を過ぎると帯状疱疹の発症が増え始め、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています1)。1)Shiraki K., Toyama N. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), ofx007, 2017加齢に伴って免疫力は低下し、帯状疱疹を発症する可能性があります。50歳を過ぎると帯状疱疹の発症が増え始め、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています1)。1)Shiraki K., Toyama N. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), ofx007, 2017

【編集協力】愛知医科大学 皮膚科学講座 教授 渡辺大輔 先生

1帯状疱疹とは

帯状疱疹の特徴

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。

愛知医科大学皮膚科 渡辺大輔先生ご提供

通常、皮膚症状に先行して痛みが生じます。その後皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。
多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり、これは「帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌ「帯状疱疹後神経痛[PHN(ピーエイチエヌ)]」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症です。
また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあります。

80歳までに約3人に1人が発症80歳までに約3人に1人が発症
Shiraki K. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), ofx007, 2017

加齢などによる免疫力の低下が発症の原因です。
特に50歳台から発症率が高くなり、
80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。

疲労やストレスなども発症のきっかけになります。
また、糖尿病やがんなどの免疫力が低下する病気が原因になることもあります。Hata A. et al.: Infection. 39(6), 537-544, 2011

2帯状疱疹発症のメカニズム

日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏している

帯状疱疹は、多くの人が子供のときに感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内(神経節)に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、帯状疱疹を発症します。
発症すると、皮膚の症状だけでなく、神経にも炎症を起こし、痛みが現れます。
神経の損傷がひどいと、皮膚の症状が治った後も、痛みが続くことがあります。

日本人成人の90%以上は、このウイルスが体内に潜伏していて、帯状疱疹を発症する可能性があります。

国立感染症研究所 : 病原微生物検出情報(IASR).「水痘抗体保有状況」[2021年3月30日確認]

ウイルスの体内(神経節)への潜伏

  • 水ぼうそうの発症

    ウイルスに初めて感染すると、水ぼうそうを発症する。
    ウイルスは神経を通って、神経節に潜伏する。
  • 潜伏期

    ウイルスは休眠状態だが、神経節に残っている。
  • 帯状疱疹の発症

    免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、帯状疱疹を発症。
    神経に炎症を起こし、痛みが現れる。
  • 神経の損傷が残る場合がある

    神経の損傷がひどいと、皮膚の症状が治った後も、痛みが続くことがある。

3主な合併症:帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌ主な合併症:帯状疱疹後神経痛(PHN)

50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割は3か月以上痛みが続く

神経が損傷されることで、皮膚の症状が治った後も痛みが残ることがあり、3か月以上痛みが続くものを帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌ帯状疱疹後神経痛[PHN(ピーエイチエヌ)]とよびます。
PHNは、「焼けるような」「締め付けるような」持続性の痛みや、「ズキンズキンとする」痛みが特徴です。

PHNになりやすい因子として、年齢(高齢者に多い)、痛みが強い、皮膚症状が重症である、などがあります。
50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割がPHNになるといわれています。
特に高齢者ではリスクが高く、PHNを防ぐためにも帯状疱疹の予防が大切です。

稲田 英一 他 編: 帯状疱疹 Up-to-Date. p46-49, 診断と治療社. 2012
Takao Y. et al.: J Epidemiol. 25(10), 617-625, 2015

4その他の合併症

目や耳に症状がでたり、顔面神経麻痺などの重い後遺症が残ることも

帯状疱疹は頭部から顔面に症状が現れることもあり、目の症状として角膜炎や結膜炎、ぶどう膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。
重症化すると視力低下や失明に至ることがあります。
その他の合併症として、顔面神経麻痺や耳介の帯状疱疹を特徴とする「ラムゼイ・ハント症候群」とよばれるものがあります。
耳の神経への影響から、耳鳴り、難聴、めまいなどを生じます。

このように、帯状疱疹はさまざまな合併症を引き起こすことが知られていますが、できるだけ早く治療を行うことによって予後を改善できる合併症もありますので、早めの受診が大切です。

目の合併症のリスクが高い帯状疱疹
帯状疱疹による顔面神経麻痺

愛知医科大学皮膚科 渡辺大輔先生ご提供

5帯状疱疹にかからないために

帯状疱疹にならないために必要なことは、日頃から体調管理を心がけること!
免疫力が低下しないようにすることが大切です

帯状疱疹は免疫力の低下が原因で発症します。帯状疱疹にかからないためには、食事のバランスに気をつける、睡眠をきちんととるなど、日頃から体調管理を心がけることが大切です。

50歳以上の方は、ワクチン接種で予防することができます。帯状疱疹ワクチンには、不活化ワクチンと生ワクチンがあります。

帯状疱疹のワクチン接種については、
医師にご相談ください。※予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。

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