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帯状疱疹の症状

【編集協力】 愛知医科大学 皮膚科学講座 教授 渡辺 大輔 先生

ここでは帯状疱疹の症状について紹介します。
帯状疱疹の特徴をはじめ、初期にはどのような症状が現れるのか、発症から治るまでどのような経過をたどるのか、さらに発症する部位について説明します。

帯状疱疹の特徴

帯状疱疹の主な症状は、体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う発疹です。痛みを伴う発疹は、まもなく小さな水ぶくれに変化すると次第に数を増し、一部には膿がたまります。その後かさぶたとなって皮膚症状は治癒し、同時に痛みも治まります。皮膚症状が治癒した後も痛みが残ることがあり、これは帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌ[PHN(ピーエイチエヌ)]と呼ばれる合併症で、帯状疱疹の後に一定の頻度で発症してしまいます。※:合併症:もととなる病気が原因となって発症する別の病気

帯状疱疹の経過

初期の症状

帯状疱疹の初期の症状は、体の左右どちらかの神経に沿って生じる皮膚の痛みや違和感、かゆみなどです。痛みは神経の炎症によって引き起こされます。多くの場合、皮膚症状の数日前から1週間ほど前に生じますが、皮膚症状と同時、あるいはやや遅れて生じることもあります。痛みは「ピリピリする」「ジンジンする」「ズキズキする」と表現されるほか、「焼けつくような」と表現されることもありますが、程度はさまざまです。皮膚症状が現れる前後には、発熱したりリンパ節が腫れたりすることもあります。

発疹がでてくる

発疹は、皮膚の痛みや違和感、かゆみなどが起こった場所に現れます。発疹は、最初はわずかな盛り上がりや丘疹とよばれる小さなぶつぶつです。胸や背中、腹部など多くは上半身に現れ、顔面や目の周りにみられることもあります。

水ぶくれを経て治っていく

発疹は、その後小さな水ぶくれに変化していきます。水ぶくれは初め、数ミリくらいの小さなものが数個みられるだけですが、次第に数を増していきます。新しいものと古いものが混在し、帯状に分布します。このように水ぶくれ(疱疹とほぼ同じ意味)が帯状に集まって生じることから、「帯状疱疹」とよばれます。水ぶくれは、血液を含んだ黒ずんだ色になることや膿がたまることもあります。水ぶくれや膿は1週間ほどで破れ、その後かさぶたとなり、皮膚症状は3週間前後で治まりますが、色素沈着や傷跡が残る場合もあります。

帯状疱疹の発症する部位

帯状疱疹の症状は通常、体の左右どちらかの神経に沿って帯状に現れます。多くは上半身にみられ、上肢~胸背部が約30%、腹背部が約20%です。顔面、特に目の周りに現れることもあります。

発症する部位別の割合1)

頭部~顔面 17.6%
頸部~上肢 14.5%
上肢~胸背部 31.2%
腹背部 19.6%
腰臀部~下肢 17.1%

1) 石川博康 他 : 日皮会誌. 113(8), 1229-39, 2003

顔に発症した場合

帯状疱疹がほっぺたやおでこなど、顔に現れた場合、他の部位と同様に、通常は皮膚症状に先行して痛みやかゆみが生じます。目の周りに現れたものは「眼部帯状疱疹」とよばれ、特に注意が必要です。発症初期から結膜炎や角膜炎などが起こることもあります。

目の合併症のリスクが高い帯状疱疹

愛知医科大学皮膚科 渡辺大輔先生ご提供

首に発症した場合

帯状疱疹は、頭部(首)に症状が出ることもあります。肩から首筋の激しい痛み、あるいは腕が上げられないといった運動麻痺の症状が出ることがあります。

腕に発症した場合

帯状疱疹の症状は上肢(腕)に出ることもあります。帯状疱疹は片側の神経の流れに沿って現れることから、上肢に発症する場合も通常、左右どちらかの肩や腕、手に生じる痛みやかゆみに続いて、発疹と水ぶくれが帯状にみられます。

背中に発症した場合

帯状疱疹は、背中に症状が現れることもあります。背中に発症した場合は、自分では皮膚の変化が見難いので注意が必要です。

汎発性帯状疱疹

帯状疱疹は、通常は体の左右どちらかに起こりますが、ごくまれに両側に発症する場合があります。たとえば、帯状の皮膚病変のほかに、少し離れて水ぶくれなどの発疹がみられることがあります。これを汎発性帯状疱疹と言います。

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